被災地の子どもたちに笑顔を

あそびプラスOne

 

概要

子どもたちが暮らす地域の児童館や学童保育に
NPOがあそびを提供するプログラム

プログラムの目的

 児童館がNPOと連携してプログラムを提供することにより、子どもたちは今までになかったプログラムを体験し、スタッフには子どもたちとともに過ごす時間を持ってもらうことで、子どもにもスタッフにも元気になってもらうための時間を提供する。

協力:児童健全育成推進財団

プログラムの背景

 勉強の場である学校、生活の場である家庭と並んで、子どもの遊びの拠点である児童館の支援をすることで、直接的な被災や仮設住宅の建設などで遊び場をなくしている子どもたちが、気兼ねなく遊べる場所を創出しています。児童館は震災以降、拠点施設の被災、マンパワーの不足などで子どもの居場所としての機能を低下させていました。児童館・学童保育スタッフも、被災以降、子どもたちの遊び場が減る一方で利用者が増えたことで、業務が多忙になり疲弊していました。そこで、児童館や学童保育の支援を専門としている児童健全育成推進財団と連携して、信頼できるNPOの専門性のあるプログラムをメニュー化し、児童館の希望に合わせて紹介。NPOのプログラム準備・実施にかかる経費を本基金から賄うことで児童館の人的・金銭的な負担のない形で提供をしています。

実施体制
実施体制 財団法人児童健全育成推進財団

日本NPOセンター:協力NPOの募集、経費精算・管理
児童健全育成推進財団:児童館の募集、NPOと児童館の間のプログラム調整、計画・報告の回収
児童館:プログラムへの応募、NPOとのプログラム調整、広報、受入準備
協力NPO:プログラムへの応募、児童館とのプログラム調整、プログラム準備・実施、予算・決算報告

プログラムの特徴

 本基金が始まる前の被災直後は、外部からの支援が殺到し、中にはトラブルを起こす団体も散見されたために、外部からの支援が負担になっている面もみられました。本プログラムは児童健全育成推進財団が児童館とNPOの間に入り、丁寧な対話を行なうことで、有効な支援となることを目指しています。2012年度は期間中に21団体が100プログラムを提供しました。

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