東日本大震災により被災した地域は、子ども・若者たちが安心して遊び、学び、暮らせる状態に未だ至っていません。生活困窮、長期の避難生活による精神的疲労、住まいの再建が進む一方で将来の生活、仕事などの不安が顕在化し、子ども・若者の置かれている状況は複雑化、潜在化してきています。復興支援における支援活動が減少する中で、子ども・若者ひとり一人に寄り添うことができる民間非営利組織の役割は重要になっています。日本NPOセンターは日産自動車株式会社の寄付を受けて、2011年から東日本大震災で被災した子どもたちの笑顔を取り戻すプログラム(日産プレジデント基金)を実施してきました。
2018 年1月から、名称を『日産スマイルサポート基金』に改め、東日本大震災により被災した岩手県、宮城県、福島県に住む子ども・若者たちを応援することを目的に、 「遊び・体験活動」「生活支援活動」を民間非営利組織(NPO)と連携して行っています。