被災地の子どもたちに笑顔を

日産プレジデント基金

 

事業概要

第2期 日産スマイルサポート基金 助成事業 概要

趣旨

東日本大震災により被災した地域は、子ども・若者たちが安心して遊び、学び、暮らせる状態に未だ至っていません。そのなかでも福島県においては、公共施設や道路・鉄道などハード面の復興が進み新しい街の姿がみえてくる一方、避難解除区域での生活再建は進んでいません。さらに住民の将来の生活、仕事などの不安が顕在化し、子ども・若者の置かれている状況は複雑化、潜在化してきています。そのようなことから日産スマイルサポート基金は2021年1月から「第2期助成事業」として福島県内に住む子ども・若者たちを応援する活動を支えていきます。

応募対象となる団体

対象となる団体は、以下の全てを満たす団体とします。
(1)東日本大震災で被災した子ども・若者を支援する活動の実績が1年以上ある
(2)民間の非営利組織である
(3)団体の目的・活動が政治・宗教に関わりがない
(4)暴力団・反社会的勢力との関わりがない
(5)日本NPOセンターの東日本大震災支援事業で過去助成対象となった団体(NPO経営者ゼミ含む)

対象となる活動

対象となる活動は、以下(1)(2)のいずれかを満たすものとします。

(1)活動場所
福島県内のみ(事務所所在地は福島県外でも可)

(2)活動内容
A)子ども・若者を対象とする遊び・体験活動
自由に遊び、楽しむ時間を得ることで、被災した地域の子ども・若者がいきいきと笑顔になることを目指す活動。
活動例:自然体験活動、スポーツ(屋内外)、アート 等

B)子ども・若者を対象とする生活支援活動
安心できる時間を得ることで、被災した地域の子ども・若者がのびのびと暮らせることを目指す活動。
活動例:居場所づくり、心のケア、学習支援 等

選考重点ポイント

①応募内容が「助成の趣旨」および「助成の対象となる事業」に合致しているか
②実現性:応募事業の目標、実現の方策、予算等が適切で実現性が高いか
③先駆性:新しい生活様式にあわせ、創造性に富み、チャレンジ性があるか

選考委員(所属・肩書は選考当時/敬称略)

特定非営利活動法人にじいろクレヨン 理事長 柴田滋紀
日産自動車株式会社 サステナビリティ推進部
特定非営利活動法人日本NPOセンター 事務局長 吉田建治

第2期事業実施団体

助成事業2021 実施団体

応募状況と選考

2021助成(助成期間2021年1月1日~2021年12月31日)は、2020年11月1日より告知を開始し、同年11月30日までを応募受付期間としたところ、13件、助成希望総額1,698万円の応募があった。
応募テーマ別では「子ども・若者を対象とする遊び・体験活動」の9件に対し、「子ども・若者を対象とする生活支援活動」は5件だった。(うち1件は両方のテーマで応募があった)
応募事業の活動地域別内訳では多い順に、福島県中通り、浜通り、会津地方であった。
法人格別では、特定非営利活動法人が78%、任意団体(法人格ナシ)が22%であった。
助成希望金額は、59万円~150万円という幅があった。

選考は、選考委員各自で応募書類の事前評価を行い、選考委員会で事前評価を基に審議を行った。最終的に6団体を採択とし、助成総額は821万円とした

事業実施団体

実施団体 プログラム名 活動地域 助成額
特定非営利活動法人福島県有機農業ネットワーク 種から食べ物を作る体験型食育活動 喜多方市・郡山市・須賀川市・福島市 72万円
特定非営利活動法人チームふくしま ひまわり栽培体験及びドローン・カメラ・動画作成体験事業 田村市、双葉町、富岡町 150万円
特定非営利活動法人ココネット・マム 子どもが主体「げんKIdsクラブ」~活動を地域から~ 郡山市 150万円
特定非営利活動法人勿来まちづくりサポートセンター こもれびの森制作とトレイルツアー開催による自然体験活動事業 いわき市 150万円
特定非営利活動法人みんなのひろば 「親子で実験動画コンクール@おうちじかん」事業 伊達市、福島市 149万円
(学生団体)福島大学災害ボランティアセンター ふくしま子どもネイチャリングキャンプ、南相馬市子どもフリースペース 南相馬市・北塩原村など 150万円

採択件数:6団体
助成総額:821万円

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