① 『地域子ども食堂』の開設により一人親世帯や経済的困窮世帯の子どもたちに栄養バランスの整った食事を提供することにより健全な発育を促す。
② 子どもたちの「孤食」を防ぎ、「食事コミュニケーション」によって子供たちの人間関係の形成に役立てる。
③ ネグレクトやDV、不登校やいじめ等で家庭や学校生活に課題を抱えている子どもたちの『居場所や地域とのつながり』をつくる。
④ 課題を抱えている子どもたちを地域内の社会福祉資源(ケアワーカー等)に結び付け、その子どもを地域社会福祉資源で支える仕組みをつくる。
⑤ 学習機会に恵まれない子どもたちに個別のニーズに応じた学習の場を提供する。
1.『地域子ども食堂』の定期開催
石巻市東部地区(渡波・鹿妻地区)の生活困窮家庭の子どもたち(未就学児から高校生まで)を主な対象とした食堂(子ども食堂)の機能に加え、貧困の有無に関わらず誰でもが参加でき地域との関係性をつくり、困ったときに頼れる存在としての機能(地域での子どもの居場所)と、地域の大人とも交流できる機会の提供(交流の場づくり)の機能を合わせ持った活動を行う。
2.課題を抱えた子どもたちのケア
「地域子ども食堂」に来る家庭に課題を抱えていそうな子どもや不登校の子どもをサポート。スクールソーシャルワーカー等の専門家につなげフォロー(当該児童・生徒の通う小中学校と連携・情報交換・見守り活動)していく。不登校・ひきこもり支援セミナー開催。
3.学習支援活動
『地域子ども食堂』開催中や個別のニーズに応じて週2~3回学習支援を行う。
コロナ禍ではあったが、感染予防対策を行い「地域子ども食堂」は、38回開催、計906名が参加し、学習支援は133回開催、延べ548名の子どもが参加しました。また、多くの地域の方々が食堂ボランティアとして関わり、地域住民主体の運営ができました。
学校休校期間は臨時相談窓口を設けて、新型コロナウイルによる影響で大きな不安を抱えた子どもたちやその保護者へ対応できたことは大きな成果でした。
不登校の子どもや授業についていけない子ども、自宅での学習が困難な子ども、経済的な理由で塾に通えない子どもなどのためになどに対して、個別のニーズに応じて学習支援を行うことができ、子どもたちに学びの楽しさを感じとってもらうことができました。