・子どもたちが、自分を表現できる、ありのままでいられる場をつくる。
・被災によって移転再建した人も、もともと地域で暮らす人も集まりやすい場をつくり、
地域の子どもたちや地域の大人を元気にする。
・震災を契機に始まったあそび場活動から生まれたつながりを、地域に残していく。
多くの被災住民が仮設住宅を出て新たな暮らしを始めるなか、集団移転等で新たに整備される市街地や復興公営住宅に移転再建する世帯の多い仙台市若林区七郷地区を中心に、屋外での自由な遊び場活動、屋内遊び場の開催・運営支援の活動をそれぞれ週一日のペースで継続実施した。未だ震災の影響が残る地域において、子ども・親子が「受け止められ、安心を得られる場」「震災で移転した人も受入れ先の人も出会える場」を日常の中に生み出すことを重視し、子どもの心のケアに資すると共に、地域に暮らす人たちが元気になる遊び場づくりに取り組んだ。
震災発生から7年目を迎え、ほとんどの人が新たな生活は始めたものの、気持ちの部分を見るとまだまだ震災の影響を感じることが少なくありません。本助成を受けて地域の人たちが集まる場づくりを継続できたこと、とても感謝しております。今後は、より日常に近い文脈の中での継続的な遊び場運営基盤をつくり、息の長い被災者支援・子どもの笑顔づくりの取り組みを続けていきたいと思います。