いわき市中之作は震災で津波被害を受けた小さな港町であり、少子高齢化による人口減少や空き家の増加が地域の課題である。過疎化対策として子育て世代の移住者を増やし地域内の年齢別人口構成表の欠損を填補する取り組み(創造的過疎対策)を行う。
具体的には、水辺空間の活用、水辺につながる生活環境の整備、子育て世代に向けた中之作の魅力発信などにより若い移住者獲得を目指す。
漁業が衰退し過疎化が進む港町を人々が交流する水辺空間として捉え直し、水辺の遊び場に子どもたちが集まってくる環境を整える。港町の暮らし体験などを実施し、港町に子どもたちの声が響き渡ることで地域の方々に家族以外の子育て世代と関わる暮らしの豊かさを実感してもらい、今後過疎高齢化により大量発生が見込まれる空き家の活用にもつなげていく。地域に住む方々に中之作の可能性と新しい未来について考えるきっかけとしてもらう。