過疎漁村の港周辺を人々が交流する水辺空間として捉え直し、様々な規制のある水辺を豊かな生活の場として活用されるよう関係機関に働きかけていく必要がある。
水辺空間の活用イベントや水辺周辺の環境整備、子育て世代に向けた中之作の魅力発信などにより若い移住者獲得を目指す。また、水辺空間に子どもたちの声が響き渡ることで地域の高齢者などに子育て世代と関わる暮らしの豊かさを実感してもらう。近い将来過疎高齢化により大量発生が予想される空き家を地域再生の資源に読み替えていくためには、住民の理解促進を図る必要がある。
港町を構成する空間を3つの水辺ステージに分け、子どもたちと一緒に遊びの力で豊かな風景に変えていく。地域に住む方々に中之作の可能性と新しい未来を実感してもらう。
ステージA:防波堤に囲まれた巨大なオープンスペースである水面
・波のない港湾内で親子向けSUP・カヤック体験イベントを規模拡大で2回開催
ステージB:港に面した水辺の生活道路は海側の眺望と日当たりが抜群の空間
・港の道路を封鎖して行う盆踊り大会を区や地元の消防団などと協力して開催
ステージC:出番を待ち続けている水辺の建物群に魅力的なかたちを与え再生する
・空き家を水辺の居場所に変えるDIY教室を開催 移住体験用貸別荘として活用予定
※上記事業に加え、事業期間終了後も活動を継続できるよう組織基盤強化に取り組む