被災地の子どもたちに笑顔を

あそびプラスOne

仙台市田子児童館

親子でカスタネットつくり
特定非営利活動法人 水守の郷・七ヶ宿

開催日時 平成25年05月25日(土) 13時30分 〜 15時30分
開催場所 田子児童館 遊戯室・集会室
参加人数 子ども 20人  大人 17人  スタッフ・協力 6人

「水守の郷・七ヶ宿」の皆さんの指導のもと、親子でカスタネットとストラップづくりを体験しました。

親子活動ですが、参加児童の学年も幅広く、1~5年生の親子が参加し、始めに水と木の話を熱心に聞いた後、ノコギリで木を切る体験をしました。初体験の児童が多く、苦労しながら挑戦していました。

次に2枚の板を加工してのカスタネットづくりを行いました。親子で協力しながら錐で穴をあけたり、ヤスリをかけたり、じっくりと木に向き合う時間が続きました。名前をスタンプで押したり、子ども心をくすぐる水守の郷さんの演出が続きました。

作成後は海藤理事長さんの音頭でカスタネット演奏会となり、すでに遊びながら歌を作っていた児童の曲にリズムをつけてくれたり、海藤さんの歌に合わせてみんなで演奏をしました。

最後は初めに切り落とした木を使ってストラップをつくりおみやげとしてプレゼントしてくれました。ストラップはデザインやひもを通したりと細かい作業があるので、参加したお母さん、おばあちゃんは大活躍でした。木工ではおとうさんとおじいちゃん、みんながそれぞれ見せ場があり、親子活動の良さを実感できました。

親子でカスタネットつくりの様子 親子でカスタネットつくりの様子 親子でカスタネットつくりの様子

子どもたちや利用者の声

・ストラップがかわいい(児童)
・自分で(木を)切れると思わなかった(児童)
・友だちと歌を作った。俺ってスゲー(児童)
・親が子どものころと違い、今回の内容を子どもが体験するのは初めてでした。とても貴重な体験の提供に感謝します。
・子どもはのこぎり初体験でいい機会を与えていただきました。
・親子ともども楽しかったです。

児童館の担当者の感想

親子活動からの地域活性化を支援していただきました。
また児童館活動では木工を取り入れたいと考えていたところでしたので、実情にマッチした活動であったと思います。震災後2年が過ぎ、子どもたちへ与える暗い影響は見えづらくなってきましたが、子どもたちも多かれ少なかれ不安な気持ちを未だ抱えています。そんな子どもたちを地域で親子で見守っていけるように児童館がコーディネートしていくことが我々の努めと考えています。親子で一生懸命な姿に繋がっていくことの原点を感じました。今回の事業をきっかけに地域と繋がる活動をより精力的に進めていきたいと思います。

児童館の担当者の感想

なかなか巡り会えないような団体を紹介していただき、非常にありがたく感じており児童館活動の中で刺激となるような多彩なプログラムと、今後の活動に発展していくための予算まで助成頂けることから、一度きりの活動ではなく継続的に効果を発揮しうるプログラムだと思います。このような温かい支援を頂き、職員一同大変感謝をしております。ありがとうございました。

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