開催日時 | 平成26年02月15日(土) 午前10時 〜 12時 |
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開催場所 | 古城コミュニティーセンター 大ホール |
参加人数 | 子ども 18人 スタッフ・協力 4人 |
事業の前日は、全国的に記録的な降雪があった日でした。除雪が進まない雪道の中を、申し込んだ子どもたちほぼ全員が来館し、プログラムに参加することができたことにまずは安堵しました。同時に、この事業を楽しみにしていた子どもたちの気持ちを感じることができました。
小型児童館でテニスのプログラムを行うことは、なかなかないことです。今回、スポーツクラブ仙台さんが、使用する全ての道具を雪の中運んで来てくださいました。お陰様で、子どもたちは一人一本ずつラケットを使わせていただき、時間いっぱい思い切りテニスを楽しむことができました。とてもよい機会に与えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
最初はテニスボールに慣れるためのプログラムで、ゲーム性を持たせた様々な運動遊びをテンポよく行っていきました。チーム戦だったり個人戦だったり、どれもちょっと難しく、できるととてもうれしいという子どもの意欲を伸ばす内容で、館のプログラムに取り入れたいと思うものがいくつかありました。後半は、高学年には試合形式の活動、低学年にはいろいろな打ち方を中心にゲーム的な活動と、年令に合った内容で、子どもたちの満足度も高かったと思います。実際、やってみて子どもの反応が低いと感じるとすぐに別の活動に切り替える場面があり、スタッフの方々の専門性の深さに関心させられました。
・楽しかった。
・またやりたい。
・もっとやりたかった
・一回でボレーができてほめられてうれしかった。
・試合に勝ってうれしかった。
・4月に中学校に入学したらテニス部に入りたいので、どんなラケットを買ったらいいか質問できてよかった。 などなど喜びの声が多数寄せられました。
運動遊びは子どもたちの人気が高く、日々いろいろな形式で取り入れていますが、用具を使った本格的な活動を行うことは、物質的に難しいのが現状です。しかし、今回のように、ネットやラケット、ボール等、全ての道具を搬入していただいての活動は、大変貴重で、「○○ごっこ」ではない、本格的な運動遊びを行えて、子どもたちにとって、とても良い経験になったと思いました。
普段はふざけたり、職員の話を素直に聞けなかったり、寄ると触るとケンカになる子どもたちが、スタッフの方々の話を真剣に聞き、夢中になって取り組んでいる姿を見ることとができたのが、何よりうれしかったです。職員も必至にボール出しや玉拾いを行い、子どもと共に達成感を味わえました。
震災を経験した子どもたちのために、たくさんの素晴らしいプログラムを提供していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ、息の長い支援を今後ともよろしくお願いします。